プリンターの修理・メンテナンス・保守のやりかたをまとめてみました。
自分がやってうまくいった方法をメモしておきました。
作業の結果は、自己責任でお願いします。
私が行ったのはエプソンのインクジェットプリンタPM-680Cです。
この製品はエプソンでの公式な修理サポートが終了しており、
自力で分解して、清掃したところ、とてもきれいに印刷できるようになりました。
私はプリンターの各部の専門用語はわかりませんので、
素人の人でもそれがわかるように自分の言葉で書いています。
感覚で表現していますので、うまく認識して作業をしてくださるといいと思います。
「プリンター(入出力装置)」に関する「専門用語(ジャーゴン)」を私はわからないので、
使っていません。
そのためやや全体的に「言葉(日常用語)」でぺたっと書かれていますが、ご容赦ください。
基本的には、記述は作業手順どおりに並んでいますが、
ばらばらに書かれているところもあるので、ページ全体を通読されてから、
作業にかかられるといいと思います。

【2】プリンター清掃の急所
プリンターのインクリボンを搭載した左右に動く箱の下にある
「小さな四角の形状をしたスポンジ」と「それが収納されている部分」をきれいにするのが
急所のようです。
両者あわせて、プリンタヘッドと呼ばれる部分でしょうか。
最初はくっついていますが、2枚になっていますので、
取り外し、設置しなおすときのために、上下を忘れないようにしておきます。
念のため言葉でメモしておくと、
上のほうのスポンジは、左のほうに小さな穴が3つ空いています。
「∵」というような形状で穴が空いています。
下のほうのスポンジは、
うまく下から空いている穴がふさがらないような形状の穴が空いています。
清掃後再設置するときは、上下を反対にしないようにしてください。

ピンセットでさしている部分に下のような汚れたスポンジが入っています。ピンセットで取り外します。

最初は一枚のように見えます。

実は上下2枚になっています。上が上層のスポンジで、下が下層のスポンジです。
【3】インク除去・清掃の仕方(道具)
ページ下記の画像にある道具でどんどん汚れを落とすことができます。
けっこう簡単に落ちていきます。
パソコン用ウェットティッシュクリーナーとクリーニングスプレーとエアーダスターを使います。
家電量販店(コジマ)で売っていますので、わたしはそこで入手しました。
アマゾンでも売っているようです。
道具でまちがうと汚れが落ちないかもしれません。
かつ、まったく不満はない道具だったので、
私が利用した道具をそのまま利用されるといいと思います。
アマゾンのリンクを以下に置かせていただきます。
掃除アイテム4つをあわせて買っても1500円強くらいですので、送料無料になります。
よろしければ、ご利用ください。
コジマと値段はそんなに変わりませんし、
シリコングリスはホームセンターでも手に入りますが、
このサイズのものはホームセンターでは見つけることはできませんでした。\(^o^)/
SANWA SUPPLY CD-WT2 OAウェットティッシュ
エレコム クリーニングスプレー CK-JU180
エレコム ダストブロワー(エコタイプ)2本セット AD-152MWN
SANWA SUPPLY TK-P3 シリコングリス
【4】インク除去・清掃をする前の注意
インクリボンを搭載した左右に動く箱が接する駆動部分にある
鉄棒や鉄の板についているグリス(油)は拭き取らないようにしてください。
グリスがついている部分にはスプレーを吹きかけたり、
ウェットティッシュで拭かないようにしましょう。
油(グリス)が取れてしまい、プリンターの駆動部分が、滑らなくなります。
そこを落としてしまうとグリスを買って、つけなおす必要があります。
プリンターの摩擦部分に使うグリスは「シリコングリス」という種類が適切なようです。
上にシリコングリスのアマゾンのリンクを置かせていただきました。
【5】インク除去・清掃の仕方(方法)
汚れていそうな部分をがんがん掃除していきましょう。
スポンジはぬるま湯で紙コップにでも一晩くらいクリーニングスプレーをよくかけて浸しておきましょう。盲目的にやってしまって私は大丈夫でした。
がんがんスプレーを吹きかけて、汚れを浮かしつつ、
ウェットティッシュで拭きとっていきましょう。
【6】画像撮影のすすめ
携帯カメラの写真撮影機能で、
部品を取り外す前の状態や部品を外している過程の状態を
前後・左右・斜めなど多角的に一作業ごとに、
どんどんたくさん遠慮なく近写しておくといいです。
あとで再構築するときに画像が頼りになって役に立つことがあります。
部品の場所やネジの位置など外すときには、
気づかなかったところや思いがけないところが、
あとで必要になることがあります。
なにぶん「市販のプラモデル」などと違って、
「説明書」がない状態で作業をしていくことになるので、
説明書の代わりに画像を撮っておくのです。
私も撮影しておいて助かることが多かったです。
ちなみに携帯カメラで写真を撮るとき、
プリンター清掃の作業で手が汚れていることがありますので、
インクが携帯に付着しないようにしてください。といいましても、
上記の道具があれば、インクが携帯電話本体についても拭き取ることができます。
【7】何人かで多角的に考える
わからなくなったときは、
近くにいる人に素人・玄人・プロなど関係なく意見を聞いてみましょう。
形状などから冷静なアドバイスが得られることがあります。
私も、迷って、焦って、修理をあきらめかけたとき、
ライター工場で働いていたことのある母親から貴重な意見をもらうことができました。
そのおかげで直せたと思います。
【8】ネジをはずす
ネジは適当に目星をつけてはずしていけば、
カバーや掃除するために外したい部品は外れると思います。
またネジを戻すときもけっこう厳密に覚えていなくても戻ります。
ただワッシャー付きのネジや他より長いネジは場所を覚えておいて、
その部分に戻すようにしてください。
私はあまり厳密に覚えていなくても、当て勘で、ネジを再構築することができました。
【9】私のプリンターの使用年数
家庭用に使っているのですが、だいたい12年目くらいです。
費用節約のため、インクをスポイトで注入する詰め替えインクを使っていたら、
プリンターの調子が悪くなったような気がしました。
自力で詰め替えるインクはプリンターの調子が悪くなったとき、
販売した側にクレームが来ても困るので、
家電量販店によっては置いていないところもあるようです。
やはり純正か、工場で再生したものを使ったほうがいいかもしれません。
純正のインクカートリッジに戻して換えても、
印刷枚数・インクカートリッジがもつ期間が短くなったので、
メーカーのサポートも終わっていることから、
自力でプリンターの修理・保守を試してみることにしました。
また私が働いていたところで、
私の持っているプリンターの1つ前のシリーズであるPM-670Cが現役で稼動していました。
業務用に使われるので、大量に印刷し、酷使されるのですが、
けっこうこのプリンターは頑丈なようです。
昔のプリンターのほうが、機能がシンプルで逆に壊れにくいのかもしれません。
自分で保守できるようになれば、
インクが販売されている限り使えそうです。
この前後のエプソンプリンターのシリーズの良いところは、
黒しか印刷しない人は黒インクだけ交換することができるところです。
非常に効率がいいと思います。
はがき印刷もできます。
これだけできれば最低限のことはやってくれているといえると思います。
最近のプリンターは高機能すぎるし、
インクの交換時のコストパフォーマンスがよくなくて不満を持っています。
写真を印刷したくなったら、それ専用の印刷機を買おうと思っています。
【10】気をつけて欲しいところ・注意点・私の成功と失敗の分岐点となったところ(2箇所)
(1)鉄製のローラーが付いているゴムの部分をその土台のステンレスの棒状のものにしっかりとはめ込む。清掃のため、取り外したとき緩んでいることがあります。
ここが緩んでいたため、インクリボンを搭載した左右に動く箱がスムーズに動かなくなっていました。
きちんとはめこむとスムーズに動くようになりました。
電源を入れて動かすと、手で動かすよりスムーズに動きました。
鉄製のローラーが付いているゴムの部分とその土台のステンレスの棒状のものは、
ピチッとはめ込むようになっています。
気をつけてください。
(2)インクリボンを搭載した左右に動く箱の底部にある鉄製の板上の棒(アイスの木の棒のような形)なのですが、掃除するのに邪魔だったので、ネジをはずして、取り除いて作業をしたのですが、再装着するときに左側をしっかりとバネに挟み込んでテンションを効かせるようにしないとインクリボンがボックスにうまく入らず、カチャッとしまりません。
インクリボンを搭載した左右に動く箱の底部にある鉄製の板上の棒(アイスの木の棒のような形)は、バネで弾力をもって動く側に通すようにしてください。見落としがちですので気をつけてください。
【11】清掃後プリンター起動時の注意点
最初に印刷してみるとかすんだ状態で印刷されます。
ですので以下の作業を行います。
テキストファイルの印刷や目詰まりパターン印刷で、
作業前の状態を保存しておいて、ヘッドクリーニングをしたら、
以前と見違えるほどきれいに印刷できるようになりました。
こんなに違うのかという驚きを覚えました。
インクの耐用月数・印刷可能枚数が回復したかどうかはこれから見守っていきます。(*^ー゜)♪
【12】使用した道具

プラスドライバー・マイナスドライバー・ピンセット・ラジオペンチ・不要な歯ブラシ

パソコン用ウェットティッシュクリーナー(左)・エアーダスター(真ん中2本)・クリーニングスプレー(右)

綿棒・ティッシュ・キッチンペーパー・下にひく新聞紙も用意しておきます。
インクの汚れがどんどん落ちます。
汚れたスポンジの付け置き洗い用の紙コップも用意しておくといいでしょう。
また紙コップにつけおきしておくときに、
机の上に無造作においておくと、
家族がただの紙コップの水かと思い、捨ててしまうことがあります。
浸けているスポンジが小さいためです。
家族が絶対触わらないところに、注意書きでも置いて、
保管して、浸けおきしておくと良いでしょう。
私も作業中に家族の目の触れるところにコップを置いておいたため、
水ごと捨てられてしまい、台所のダストボックスの生ゴミをあさるはめになり、
母親とけんかになりました。
私はその作業を母親も見ていたのでここにおいておけば、
大丈夫だろうと安易に思っていたところ「事故」が発生しました。
そんなところにおいておくほうも悪いともいえるので、
みなさんもお気をつけください。。。
【13】エプソンで公式の修理サポートが終了したプリンタ
AW-100・BS-3000・BS-800・CL-700・EM-900C・EM-900CN・HG-2000・HG-2000PC・HG-2500・HG-250055・HG-2550・HG-2550PC・HG-3000・HG-4000・HG-4800・HG-5130・HG-800・HG-900・HG-900PC・IP-130K・IP-130K5550・MJ-1000・MJ-1000V2・MJ-1010・MJ-1050・MJ-1050V2・MJ-1100・MJ-3000C・MJ-3000CU・MJ-400・MJ-450・MJ-450V2・MJ-500・MJ-5000C・MJ-500C・MJ-500V2・MJ-5100C・MJ-510C・MJ-510CS・MJ-510CS2・MJ-520C・MJ-700V2C・MJ-800C・MJ-810C・MJ-830C・MJ-830CS・MJ-830CS2・MJ-900C・MJ-910C・MJ-930C・PM-2000C・PM-3000C・PM-3300C・PM-3300CUG・PM-600C・PM-670C・PM-680C・PM-700C・PM-700CUG・PM-720C・PM-750C・PM-760C・PM-760CB・PM-760CS・PM-760CT・PM-770C・PM-770CB・PM-770CG・PM-770CL・PM-770CS・PM-770CT・PM-780C・PM-780CV・PM-780CS・PM-790PT・PM-800C・PM-800DC・PM-820C・PM-820CUG・PM-820DC・PM-820DCUG・PM-880C・PM-900C・PM-920C・PT-100・PT-100UG・PT-110B・PT-110W・MC-2000
上記のサポート外になったプリンターも私がやったPM-680Cと同じような感じでできればうれしく思います。
また他のメーカー(キヤノン・Canon ・ブラザー工業・ヒューレットパッカード・HP)などでも参考になれば幸いです。\(^o^)/
【14】そのほかのプリンタ修理を解説したページのリンク
・プリンター修理 - Google 検索
・PC 1号機 プリンター修理
・プリンタ(PM-730C)を修理する
【後日談】新しいプリンターを購入
ビックカメラに行ったら、エプソンの納得できるシンプルな機能のプリンターが売っていたので、
買ってしまいました。
「独立インクカートリッジ」なので、黒インクだけを使う人も、
黒インクだけ交換すればいいので、コストパフォーマンスが良くなりました。
また1枚当たりのランニングコストも昔のと比べると格段に安く、
今のプリンターはレーザープリンターと変わらないコスト(1枚当たり3円くらい?)で、
印刷できるそうなので、買い換えても長い目で見ると得なようです。
また「PM-680Cと比べると」ですけど、印刷時間が早い。
ウォームアップ時間を除いて、1秒くらいで出てきます。
これまでのプリンターって、黒だけ使っても、カラーも変えなくてはいけなくて、
非常にコストパフォーマンスが悪く、買い換えるのを、気後れしていたのですが、
ここに来て、ようやく独立で変えられる昔と同じタイプが復活してきて、
よかったです。
EPSON PX-V780 カラリオプリンタ インクジェットプリンタ
またアマゾンでは、以下のキャノンのプリンターの評判も良いようです。
こっち買ったほうが良かったかもしれない。
エプソン買おうと思って、決め打ちで、買ってしまいました。
インクヘッドがインクに付属しているようです。
そうなるとインクの消耗が早いような気がするのですが、どうなんでしょうか。
実際に使ってみないとわからないことが多いと思います。
2台目の需要が発生したら下の商品を買って比較してみたいなと思います。
キヤノン PIXUS iP2600
【関連記事】
・最安値ランナップのプリンターの比較(エプソンとキャノン)
→実際に使用してみての感想・性能比較・コストパフォーマンス
・エプソンの秘密

