その本の内容は、ここでは紹介しませんが、その教科書の裏面にメモがしてありました。「心の糧」というタイトルがつけられています。その大学の先生が授業で学生に言っていた言葉、黒板に書いた言葉なのでしょうか。それとも他から仕入れた言葉だったのでしょうか。大学らしい、かつ学生らしい内容でした。それがとても重みのある内容だったのでメモしておきます。このメモを書いた方もそれが読まれると思ってたでしょうか・・・。「空き瓶通信(=空き瓶に手紙を入れてから栓をして海に流す)」のようです。以下、引用部は名無しさんのメモ書き。現代社会主義の農業問題 (1981年) [古書] (-)
大崎 平八郎 (編集)
-: 357ページ
出版社: ミネルヴァ書房 (1981/10)
希望に燃えている学生さんには恐縮ですが、社会人からすると、微妙な言葉のような気もします。。。笑われて、そこで反省するのだよ。
叱られて、そこで賢くなるのだよ。
一輪の花でさえ雨風をしのいでこそ、美しく咲いて薫るのだ。
侮辱されても笑ってうけ流せ。
足蹴にされても歯をくいしばって忍べ。
圧倒されてもぐっと頑張れ。
苦しいであろう!悔しいだろう!
しかし君!
この道は尊いと言われた人たちが一度は必ず通った道なんだ。
【関連記事】
・大崎平八郎氏の著作を再検討する
2005.06.19追記
イチローの本が判明しました。
イチロー 262のメッセージ (単行本)
『夢をつかむイチロー262のメッセージ』編集委員会 (著)
単行本: 282ページ
出版社: ぴあ (2005/3/11)
【入手すべき場所】図書館
なんとも含蓄のある文章だと思います。何回も写経したくなる言葉であり、文章です。今回は、そんな森さんの著作のひとつ『森祇晶の知のリーダー学』を素材に考えてみたいと思います。ブックオフ100円コーナーで買いました。以下、背景色の違うところは、本書より引用。「正月早々うれしい限りです。多くの方に感謝の気持ちを伝えたいと思います。現役時代は巨人というすばらしいチームと出会い、20年間では水原茂さん、川上哲治さんという球史に残る2人の名将の下で自分を発見しました。西武での監督時代も根本陸夫さんら現場の良き理解者をはじめ、すばらしい選手たちとともに戦った結果です。」
森祇晶の知のリーダー学 (単行本)
森 祇晶 (著)
単行本: 203ページ
出版社: ごま書房 (1997/02)
上記の受賞コメントもこうした考えに裏打ちされている言葉だと思います。森さんの行動原理はこれに基づいているものが多い気がします。人への感謝を大事にする心。「その事業が大成功を収めたとしても、自分ひとりの手柄にはしない。裏になって支えてくれている人たち、表にはみえないところで仕事をしている人たち全員に感謝する。そして日頃から、その人たちに対する気配り、目配りを欠かさない。このことがとても重要なのではないだろうか。」(p.16)
プロは頑固・・・。人の意見の良し悪しを判断しながら取捨選択する素直さを持ちつつ、頑固。とにかく一流のプロは頑固なもの、という視点も持って、プロ選手を見つめていこうと思う。「どんな道でも、一流のプロというのは偏屈で頑固と思われていることが多い。」(p.17)
「しかしそれは、裏を返せば、一流のプロというのは絶対に譲れない"こだわり"を持っているからであると。」(p.17)
これも流して読んでしまってはダメな一節だと思います。なんらかの目標達成をしたいとき、どうやって、達成するかと直線的に考えてしまいがちでした。ここで言われているように、周りから包囲するように目標達成の筋道、勝って当然の状況作りにも気をつけたいと思いました。たとえば、私も目標を抱えていますが、「勝って当然の状況を作る」という視点がなかったかもしれません・・・。「ナポレオンも愛読していたという『孫子の兵法』によると、どのように戦うかという戦法より先に、「勝って当然の状況をいかに作るか」「イニシアティブをいかに握るか」という点をとくに強調している。」(p.28)
劇団四季というのは名前だけ聞いたことがあって、ライオンキングとかのメイキングドキュメント番組も見たことがあります。劇団内に、どういうロジックが存在しているのか気になります。謙虚さもそなわるロジック。「劇団『四季』で育てられたスターは、テレビのアイドルスターなどとは根本的に違う。周囲の力でまつりあげられたスターではなく、本物の力を備えたスターである。けっして人気を鼻にかけたりはまったくしない。」(p.64)
こういう波の視点は、たいていの人が言っているように感じます。順境にいようが、逆境にいようが、持っておく必要がある。「ものごとにはすべて波がある。悪いことが長く続かないように、いい状態にも終わりが来る。」(p.130)
プラス思考。何事にも始めがある。最初から形が整っていることは少ないはず。商売でもフランチャイズ以外はそうだと思います。そういうときは、この言葉を思い出すことにします。「形が定まっていないときは、試行錯誤によって強固なチームを作り上げる絶好の機会なのである。」(p.136)
ヤクルトの古田選手の2000本安打、巨人の清原選手のホームラン500号達成、と個人記録が続いています。選手の個人記録の意義や監督の気持ちが初めてわかりました。「個人記録という勲章は、選手にとっても勲章である。記録を作れば精神的なゆとりを持ち、さらに力を発揮する。だから、私はシーズン前にかならず、選手が達成しそうな個人記録をチェックしていた。それらを頭に入れ、タイミングを見計らって選手を起用するのだ。できればホームゲームで達成させてやりたいと考えるのが"親心"である。選手の記録達成も監督の仕事の一つである。選手が目標をクリアすると、監督は同じくらいうれしいものだ。」(p.163)
これもためになる言葉です。というか、プロは結果が大事だから、その過程をみせても仕方がない、意味がない、というところもあるのでしょうか。プロでなくとも必要な視点かもしれませんが、商売などでは、ときにはそうした過程を見せる「あざとさ」も大事なことがあるかもしれませんが・・・。牛丼屋さんだって、一生懸命丁寧にやってくれる人が出してくれた牛丼はおいしく感じてしまいます。野球というスポーツは自分でプレイヤーとしてやらなくとも、テレビで身近な話題としてとらえることができます。野球の選手や監督の言葉は、自分にすっと入ってきやすいかもしれません。スポーツ関係の本は読むのに疲れませんし、ブックオフなどでも手に入りやすいのでお勧めです。この本はブックオフの100円の棚で発見し購入して読みました。「ほんとうのプロというものは、他人に努力を見せないものである。」(p.186)
【関連リンク】
・森祇晶さんの著作一覧
【入手すべき場所】図書館・ブックオフ100円コーナー
///「まじめ」の崩壊―平成日本の若者たち (-)
千石 保 (著)
-: 258ページ
出版社: サイマル出版会 (1991/05)///
本書は、現代を「まじめ」が崩壊した社会、と分析。
明石家さんま・・・「本音まるだしの笑ってばっかの軽薄人間」
ビートたけし・・・「おとなの建前を攻撃」
などに代表される「面白型人間」が登場。「ちびまる子哲学」を打破しないと、日本は終わる、と指摘している。1991年に出版されたのですが、現在の日本の状況を論破しています。メディアで言われるような「女子高生」の行動(全員がそうだ、というわけではない)も、本書で指摘の系列でしょう。現代日本に自信がもてない人、迷いがある人は読んでみてください。私は、「さんまさん」も「たけしさん」も嫌いではありませんが、千石さんの指摘も頭に入れつつ、テレビで楽しまさせてもらっています。のらいぬは素人なのでこの辺で失礼させていただきます。
【入手すべき場所】図書館・ネット書店
【関連記事】
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